上行結腸癌術後,FDG‐PETにて集積を認めた右上腕神経鞘腫の1例

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  • A CASE OF SCHWANNOMA OF THE UPPER EXTREMITY WITH HIGH FLUORODEOXYGLUCOSE UPTAKE IDENTIFIED DURING FOLLOW-UP AFTER ASCENDING COLON CANCER SURGERY

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抄録

症例は87歳,女性.腹痛にて上行結腸癌による腸閉塞と診断し,結腸右半切除術が施行された.最終診断SSN0H0P0M0,stage IIで経過観察されていた.術後1年目の胸部CT検査にて肺転移を疑う単発性肺病変を認め,他臓器転移検索目的で施行したFDG-PETで右上腕にもFDG高集積腫瘤を認めた.右上腕部腫瘤は転移性腫瘍が否定できず摘出生検を施行したところ,病理検査にて神経鞘腫の診断となった.大腸癌転移再発の検索目的でFDG-PETは頻用されるが,FDG高集積を呈するものに神経鞘腫があり,再発巣との鑑別が重要であると考えられた.

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