急性上腸間膜動脈閉塞症に対する外科治療

書誌事項

タイトル別名
  • The Surgical Outcome of Patients with Superior Mesenteric Arterial Occlusion
  • 臨床経験 急性上腸間膜動脈閉塞症に対する外科治療
  • リンショウ ケイケン キュウセイ ジョウチョウカンマク ドウミャク ヘイソクショウ ニ タイスル ゲカ チリョウ

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説明

緒言:上腸間膜動脈閉塞症(以下,SMAO)の治療成績について血管外科的処置の有無を含めて検討した.対象:手術を行ったSMAO 11例(血管治療付加群6例と非付加群5例)を対象とした.結果:術前検査では付加群にてbase excessが低値であった.ASA-PS,APACHE II,E-PASSとGlasgow prognostic scoreは両群に差を認めず,Prognostic nutritional indexは非付加群にて低値であった.付加群では発症から緊急手術までの時間が短かった.付加群の切除腸管は短く,残存小腸は長かった.手術関連死亡は重篤な心疾患に伴う多臓器不全による2例(18.2%)で,救命率は付加群83.3%,非付加群80.0%であった.まとめ:SMA起始部付近での閉塞に対して血管外科的治療を加えた症例では,腸管長をより長く温存でき,救命率が高かった.

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参考文献 (13)*注記

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