書誌事項
- タイトル別名
-
- A Case of Isolated IgG4-related Cholecystitis Mimicking Gallbladder Cancer
- 症例 胆囊癌との鑑別が困難であった孤立性IgG4関連胆囊炎の1例
- ショウレイ タンノウ ガン ト ノ カンベツ ガ コンナン デ アッタ コリツセイ IgG4 カンレン タンノウエン ノ 1レイ
この論文をさがす
抄録
症例は50歳,男性.心窩部痛を主訴に当院を受診した.腹部US検査にて胆嚢体部に扁平な高エコーの隆起性病変を認めた.造影CTにて胆嚢体部から底部にかけて,びまん性の壁肥厚を認めた.PET-CTでは胆嚢底部にSUVmax 2.9の淡い集積を認めた.MRIでは拡散強調画像にて胆嚢に高信号を認めた.胆嚢癌を否定できず開腹胆嚢摘出術を行った.胆嚢壁はびまん性に肥厚しており,病理組織学的検査では悪性所見はなく,広範な形質細胞とリンパ球,好酸球の浸潤および線維化を認めた.免疫染色にてIgG4染色で多数の陽性細胞を認め,IgG4関連胆嚢炎と診断した.その他臓器にて所見を認めず孤立性であることが分かった.
収録刊行物
-
- 日本臨床外科学会雑誌
-
日本臨床外科学会雑誌 76 (12), 3042-3046, 2015
日本臨床外科学会
- Tweet
キーワード
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390282679827564672
-
- NII論文ID
- 130005160988
-
- NII書誌ID
- AA11189709
-
- ISSN
- 18825133
- 13452843
-
- NDL書誌ID
- 030766605
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
- NDL
- Crossref
- CiNii Articles
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可