書誌事項
- タイトル別名
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- Two Cases of de Garengeot's Hernia
- 症例 De Garengeot herniaの2例
- ショウレイ De Garengeot hernia ノ 2レイ
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説明
大腿ヘルニアの虫垂嵌頓はまれな疾患であり,de Garengeot herniaと呼ばれ,本邦での報告例は少ない.今回de Garengeot herniaの2例を経験したので文献的考察を加え報告する.症例1は93歳,女性.右鼠径部の膨隆が徐々に増大するため当院を受診した.超音波検査および造影CTで右大腿ヘルニア虫垂嵌頓と診断し,緊急手術を施行した.腹腔鏡下に手術を開始したが,嵌頓解除が困難であったため,虫垂根部を切離した後,鼠径法に移行し,虫垂を摘出し,UHS®を用いて修復した.症例2は38歳,男性.下腹部痛を認め,鼠径ヘルニア嵌頓の疑いで当院を紹介受診した.単純CTで右大腿ヘルニア虫垂嵌頓と診断し,同日緊急手術を施行した.鼠径法でアプローチし,虫垂を切除し,McVay法で修復した.2例とも,術後合併症およびヘルニアの再発を認めていない.
収録刊行物
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- 日本臨床外科学会雑誌
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日本臨床外科学会雑誌 75 (10), 2903-2908, 2014
日本臨床外科学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679827947648
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- NII論文ID
- 130005068277
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- NII書誌ID
- AA11189709
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- ISSN
- 18825133
- 13452843
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- NDL書誌ID
- 030762413
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDLサーチ
- Crossref
- CiNii Articles
- OpenAIRE
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可