書誌事項
- タイトル別名
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- A CASE REPORT OF PARAGANGLIOMA OF THE DUODENUM
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説明
症例は59歳,女性.2006年2月に当院内科にて上部消化管内視鏡検査を施行された際に十二指腸2nd portionに陥凹病変を指摘された.生検にて異型細胞を認め,免疫染色にてparagangliomaとの診断を得た.しかし,再検では腫瘍細胞を認めず,また,3カ月,6カ月,1年,1年半後にそれぞれ上部消化管内視鏡検査を施行したが,肉眼的に変化を認めず生検でも腫瘍細胞を認めなかった.このため,経過観察となっていた.しかし,2年後の上部消化管内視鏡検査で肉眼的に変化は認めなかったものの,生検にて再び腫瘍細胞を認めたため,2008年5月十二指腸局所切除術を施行した.病理標本では十二指腸特に固有筋層内に3mm大のparagangliomaを認めた.十二指腸原発のparagangliomaは非常に稀な疾患で,さらに今回は2年の経過をたどり,その後手術を施行した貴重な症例であるので文献的考察を加えて報告する.
収録刊行物
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- 日本臨床外科学会雑誌
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日本臨床外科学会雑誌 72 (6), 1453-1456, 2011
日本臨床外科学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679828081280
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- NII論文ID
- 130004517924
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- ISSN
- 18825133
- 13452843
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可