91歳の乳腺神経内分泌癌の1例

書誌事項

タイトル別名
  • A Case of Neuroendocrine Carcinoma in the Breast of an Elderly Woman
  • 症例 91歳の乳腺神経内分泌癌の1例
  • ショウレイ 91サイ ノ ニュウセン シンケイ ナイブンピガン ノ 1レイ

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抄録

極めて稀な超高齢乳腺神経内分泌癌の1手術症例を経験したので報告する.症例は91歳,女性.2011年12月右乳房に腫瘤を自覚し当科受診.右E領域に85mm大の固い腫瘤を触知したたため,針生検施行.浸潤性乳管癌と診断された.胸部造影CTで明らかなリンパ節転移,遠隔転移は認めなかった.リンパ節転移を認めなかったことと年齢を考慮し,入院後全身+硬膜外麻酔下に単純乳房切除術を施行した.術後病理所見で腺管様構造,ロゼット様配列を認め,免疫染色でシナプトフィジンおよびNSEは100%陽性,クロモグラニンAは50%陽性で神経内分泌癌(>浸潤性乳管癌,ER score 3(>95%,陽性),PgR score 3(>30%,陽性),Hercep test score 0(0%))と診断された.術後4週目からレトロゾール内服のみを行っているが12カ月再発を認めていない.

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参考文献 (24)*注記

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