書誌事項
- タイトル別名
-
- A CASE OF ETHANOL-LOCK THERAPY FOR CANDIDA PARAPSILOSIS IN CATHETER-RELATED BLOOD STREAM INFECTION
この論文をさがす
説明
中心静脈カテーテル:central venous catheter(CVC)を留置されている患者において,カテーテル関連血流感染症:Catheter-related blood stream infection(CRBSI)で,真菌感染を認めた場合にCVCの抜去を余儀なくされる.今回われわれはエタノールロック療法:Ethanol-lock therapy(ELT)を用いてCVCを抜去せず真菌感染がコントロールできた症例を経験した.患者は19歳,女性.生後1カ月時に慢性特発性偽性腸閉塞症と診断され,CVCでの高カロリー輸液を必要とし,これまでにMRSAやP. aeruginosaによるCRBSIを頻回に発症していた.某年8月に発熱で入院,CVCからの逆流血培養でCandida parapsilosis(C. parapsilosis)検出した.ELTおよびfluconazole(FLCZ)の経静脈投与にて治療し,CVCを抜去することなく感染コントロール可能であった.CRBSIに対するELTの有効性が海外および本邦で報告されており,それらの文献的考察も含めて報告する.
収録刊行物
-
- 日本臨床外科学会雑誌
-
日本臨床外科学会雑誌 72 (6), 1374-1377, 2011
日本臨床外科学会
- Tweet
キーワード
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390282679828657280
-
- NII論文ID
- 130004517895
- 10029612176
-
- NII書誌ID
- AA11189709
-
- ISSN
- 18825133
- 13452843
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可