Hartmann手術後,人工肛門閉鎖を目的に2回目手術を施行した閉塞性大腸癌症例の検討

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タイトル別名
  • A CLINICAL STUDY OF SECOND-LOOK OPERATIONS AIMED AT INTESTINAL CONTINUITY FOR OBSTRUCTIVE COLON CANCER MANAGED WITH THE HARTMANN OPERATION

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説明

目的:閉塞性大腸癌Hartmann術後症例に対して,人工肛門閉鎖および癌の再発評価目的にsecond-look operationを行い,その治療方針の妥当性について評価することを目的とした.対象と方法:閉塞性大腸癌Hartmann術後,化学療法を行い,6カ月目のsurveillanceにて再発を認めない11例についてsecond-look operationを行った.結果:全例で結腸人工肛門を閉塞したが,結腸肛門吻合を2例,回腸嚢肛門管吻合を1例に行い,空置的回腸人工肛門を4例に造設した.また4例に再発を認め,いずれも腹膜播種(P1)で切除可能であった.周術期合併症についても重篤なものは経験しておらず,またsecond-look operation後,全例無再発生存中である.結語:手術手技のポイト,second-look operationの適切な時期を明確にすることで,全例でのintestinal continuityを確保する見込みが立てられた.

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参考文献 (14)*注記

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