広範な臀部膿瘍をともなった肛門管癌の1例

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タイトル別名
  • A Case of an Anal Canal Cancer Manifesting as an Extended Gluteal Abscess

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症例は64歳の男性で,約2年前より肛門部の腫瘍,肛門周囲からの排膿を自覚するも放置.腫瘍の増大,臀部痛のため,座位不能となり受診.精査にて,広範な臀部膿瘍をともなった肛門管癌の診断で,有茎腹直筋皮弁,植皮を付加した腹会陰式直腸切断術を施行した.病理組織学的には中分化型腺癌でAI,N1,H0,P0,Stage IIIaで根治度Aの手術であった.今回,広範な臀部膿瘍をともなった肛門管癌症例を経験したので,文献的考察を加え報告する.<br>

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