書誌事項
- タイトル別名
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- A Case of Undifferentiated Carcinoma of Rectosigmoid which Progressed Rapidly to its Termination
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説明
症例は80歳男性,排便時出血に対して前医で行った大腸内視鏡検査で直腸S状結腸癌を認め,手術目的で当科入院となった.術前検査で上行結腸にも2型腫瘍を認め開腹右半結腸切除およびハルトマン手術を行った.直腸S状結腸癌は未分化癌,上行結腸癌は高分化~中分化管状腺癌であった.第24病日退院となったが,採血で炎症所見の増悪があり,手術から43日目に当科へ緊急入院した.入院後下腹部に著明な膨隆を認めたため第46病日腹部造影CT検査を行ったところ,骨盤内に巨大な再発腫瘤および多発肝転移を認めた.その後は全身状態が悪化し,化学療法を導入する間もなく手術から73日目に永眠した.大腸癌では極めて稀とされる未分化癌を経験したので,文献的考察を加え報告する.
収録刊行物
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- 日本大腸肛門病学会雑誌
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日本大腸肛門病学会雑誌 69 (6), 314-320, 2016
一般社団法人日本大腸肛門病学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679833093376
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- NII論文ID
- 130005153350
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- ISSN
- 18829619
- 00471801
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
- OpenAIRE
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可