慢性心不全治療ガイドライン

書誌事項

タイトル別名
  • Guidelines for treatment of chronic heart failure
  • ガイドライン 循環器内科シリーズ 慢性心不全治療ガイドライン
  • ガイドライン ジュンカンキ ナイカ シリーズ マンセイ シンフゼン チリョウ ガイドライン

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説明

1. 定義 慢性心不全とは“慢性の心筋障害 により心臓のポンプ機能が低下し, 末梢主要臓器の酸素需要量に見合う だけの血液量を絶対的にまた相対的 に拍出できない状態であり,肺,体 静脈系または両系にうっ血を来たし 日常生活に障害を生じた病態”と定 義される. 2. 診断 「左室収縮性が低下した心不全」 と「左室収縮性が保持された心不全」 に大きく分かれる.診断のフローチ ャートの一部を図1に示す.BNP> 100pg/ハあるいはNT-proBNP> 400pg/ハなら心不全を想定して検査 を進める. 左室収縮性が保持された心不全の 診断には心エコーとBNP・NT-pro BNP の測定が使用される(図2). トピックス1:ポケットサイズの携 帯型心エコー装置 白衣のポケットに収まるサイズの 携帯型心エコー装置が登場してい る.我々の検討でも僧帽弁と三尖弁 逆流症の重症度や病因の評価が可能 であることがわかった.今後は左 右のポケットに聴診器と心エコー装 置をそれぞれ入れる循環器内科医が 見られることだろう.

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参考文献 (4)*注記

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