医学部教育における行動医学・行動科学コアカリキュラムの提案

書誌事項

タイトル別名
  • A Proposal on the Core Curriculum of Behavioral Science/Behavioral Medicine in Undergraduate Medical Education
  • イガクブ キョウイク ニ オケル コウドウ イガク ・ コウドウ カガク コアカリキュラム ノ テイアン

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抄録

背景 : わが国の医学教育において行動科学・行動医学に関する体系的な教育はなされていない.  方法 : 日本行動医学会に設置されたワーキンググループにおいて, コンテンツの抽出, 関連学会との合同シンポジウムと研修会, アウトカムの設定と学習モデュールの考案を経て, 行動科学・行動医学のコアカリキュラムを開発した.  結果 : カリキュラムが目指すアウトカムと, 11単元の講義と4単元の実習からなる学習モデュールを提案した.  結論 : わが国の医学部学生に求めるミニマム・リクワイヤメントをまとめた. 今後重視される参加型臨床実習などにおいて, 知識や技能のみならず態度面も形成できる評価法も備えたカリキュラムに発展させていく必要がある.

収録刊行物

  • 心身医学

    心身医学 56 (1), 17-23, 2016

    一般社団法人 日本心身医学会

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