どのようなダイエット行動が摂食障害傾向やbinge eatingと関係しているか?

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タイトル別名
  • What Kind of Dieting Behavior Is Related to Eating Disorder Tendencies and Binge Eating ?
  • ドノ ヨウ ナ ダイエット コウドウ ガ セッショク ショウガイ ケイコウ ヤ

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抄録

摂食障害患者は健常者よりも食事制限の程度の高いことが指摘されているが, これまでその具体的内容の違いについての検討は行われていない。そこで本研究では, ダイエット行動尺度, EAT-20,BingeEating尺度を女子高校生2,019名, 女子大学生847名に施行し, 実際にどのくらい, どのような食事制限を行っているのかというダイエット行動と摂食障害傾向, さらにbingeeatingとの関連の検討を行った。その結果, ダイエット行動には構造的ダイエットと非構造的ダイエットがあり, 摂食障害傾向が高くなるにつれて, 構造的ダイエットも非構造的ダイエットも高頻度で行うようになるが, 摂食障害群では特に非構造的ダイエットの頻度の高いことが示唆された。また, bingeeatingにはダイエット行動の中でも非構造的ダイエットのみが影響していることが明らかにされた。

収録刊行物

  • 心身医学

    心身医学 37 (6), 425-432, 1997

    一般社団法人 日本心身医学会

被引用文献 (9)*注記

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参考文献 (21)*注記

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