「ICD-10とDSM-IVにおける身体表現性障害と心身症の概念」

書誌事項

タイトル別名
  • The Concepts of Somatoform Disorders and Psychosomatic Diseases in ICD-10 and DSM-IV
  • ICD-10とDSM-4における身体表現性障害と心身症の概念
  • ICD-10 ト DSM-4 ニ オケル シンタイ ヒョウゲンセイ ショウガイ

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抄録

身体表現性障害および心身症の概念の変遷について、現時点で最もポピュラーな国際疾病分類システムであるICD-10とDSM-IVをもとに、両システムにおける関連領域の異同性などとともに紹介した。両者の開発当初の目的が異なっていたことから、双方が一体化を企図しても完全に一致するには、さらに長期間を必要とするようにうかがえた。また、これまでに得られた関連領域疾患の国際的な頻度を示した。国内からのデータとして、WHO共同研究における同疾患群の頻度、および内科医と精神科医における関連領域の概念の違いも紹介し、今後合同して解消に努めるべきことの必要性を訴えた。

収録刊行物

  • 心身医学

    心身医学 36 (Abs), 42-, 1996

    一般社団法人 日本心身医学会

被引用文献 (4)*注記

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参考文献 (16)*注記

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