東大式エゴグラム(TEG)第2版の臨床的応用 : TEGパターン分析および多変量解析を用いた健常者群と患者群の比較

書誌事項

タイトル別名
  • The Clinical Application Studies of Tokyo University Egogram, Second Edition (TEG2.0) : Comparison Between controls and patients by TEG patterns and multivariate analysis
  • トウダイシキ エゴグラム TEG ダイ 2ハン ノ リンショウテキ オウヨウ

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説明

TEG第2版の臨床的応用の第一歩として, TEG第2版を用いて健常者群と患者群とを比較検討した。一定の判定基準からTEGプロフィールのパターンを判定し, それぞれの群のパターンの出現率をX2検定を用いて比較した。また, 2群のプロフィールの相違を数量的に把握するために, 多変量解析(変数選択法・正準判別分析)を行った。その結果, TEGパターンの出現率に差があり, 患者群に不適応的なパターンが多いこと, さらに5尺度のうちFCが最も2群の判別への関わりが大きいことなど, 2群の違いが有意に示された。以上により, TEG第2版が臨床上十分有用であることが確認された。

収録刊行物

  • 心身医学

    心身医学 36 (4), 315-324, 1996

    一般社団法人 日本心身医学会

被引用文献 (4)*注記

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参考文献 (16)*注記

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