書誌事項
- タイトル別名
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- A Study on Spontaneous Regression of Cancers : the Conditions of Existential Shift(Symposium/New Perspective of Psycho- oncology)
- がんの自然退縮に関する研究--実存的転換の条件
- ガン ノ シゼンタイシュク ニ カンスル ケンキュウ ジツゾンテキ テンカン ノ ジョウケン
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説明
専門医により予後不良と診断された末期がん患者28例に対し,補剤を投与し,実存分析的なアプローチを加え,全人的医療を試みた.その効果について,レトロスペクティブに検討した.評価は,主観的にはQOL調査票を用いてQOLを評価し,客観的には尿17-KS-S(以下,S),17-OHCS(以下,OH),S/OH比を用いた.補剤である十全大補湯,紅参末,コエンザイムQ10を用い,さらに実存分析を基盤とした心理療法を行った.その結果,延命効果(6カ月未満から平均18カ月へ)とQOLの改善(特に食欲と疼痛)が認められ,低下していたS,S/OH比が上昇した.さらに,6例が実存的転換を示した.転換群と非転換群の身体・心理・社会・実存的条件を比較した.トータルQOL,食欲,高S,至高体験,意味への気つきが転換群で優れていた.また,死の様態では転換群に尊厳死が多かった.
収録刊行物
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- 心身医学
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心身医学 44 (7), 479-486, 2004
一般社団法人 日本心身医学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679864772608
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- NII論文ID
- 110001114751
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- NII書誌ID
- AN00121636
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- ISSN
- 21895996
- 03850307
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- NDL書誌ID
- 7011687
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDLサーチ
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可