心療内科受診者のQOLの検討 : WHO/QOL-26を用いた評価

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タイトル別名
  • A Study on Quality of Life (QOL) of Patients Consulted at the Department of Psychosomatic Medicine : The Evaluation used the Questionnaire of WHO/QOL-26
  • シンリョウナイカ ジュシンシャ ノ QOL ノ ケントウ WHO QOL 26 オ モチイタ ヒョウカ

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抄録

心療内科受診者のQOLについて調査した. 対象と方法 : 1999年10月〜2000年5月に,初回受診した患者183名と健常者58名を対象に,QOL26,STAI,GHQ28を施行した.また,患者73名と健常者には,1カ月後にもQOL26を施行した. 結果 : 患者は健常者に比べQOL26が有意に低値で,STAI,GHQ28は有意に高値であった.QOL26について疾患ごとにみると,過敏性腸症候群患者や緊張性頭痛患者らは,健常者と他の疾患群との中間程度で,神経性大食症患者は特に低かった.1カ月後の調査で,患者のQOLは有意に向上した. 結語 : 疾患によりQOLは異なり,特にBN患者のQOLが低かった.QOL26は被験者のQOL推定に有用な質問票であると思われた.

収録刊行物

  • 心身医学

    心身医学 42 (11), 721-728, 2002

    一般社団法人 日本心身医学会

被引用文献 (4)*注記

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参考文献 (17)*注記

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