視覚障害への心理的適応を測定する尺度 : The Nottingham Adjustment Scale 日本語版の開発

  • 鈴鴨 よしみ
    京都大学大学院医学研究科理論疫学
  • 熊野 宏昭
    東京大学大学院医学系研究科ストレス防御・心身医学
  • 岩谷 力
    東北大学大学院医学系研究科障害科学専攻肢体不自由学

書誌事項

タイトル別名
  • Development and Validation of "The Nottingham Adjustment Scale Japanese Version" which Measures Psychological Adjustment to the Visual Impairment
  • シカク ショウガイ エ ノ シンリテキ テキオウ オ ソクテイ スル シャクド The Nottingham Adjustment Scale ニホンゴバン ノ カイハツ

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説明

本研究は, 視覚障害への心理的適応を測定する尺度「The Nottingham Adjustment Scale;NAS」の日本語版(NAS-J)を作成することを目的とした.全国の国立リハビリテーションセンターで訓練を受けている視覚障害者を対象に調査を行い, 計量心理学的な評価を行った結果, 信頼性・妥当性ともに十分な日本語版が作成された.この尺度は, 視覚障害だけでなく, 他の障害や慢性疾患への適用の可能性も考えられる.また, この尺度を使用して, 現在, 視覚障害への心理的適応の構造に関する研究が進行しており, 改めて報告する予定である.

収録刊行物

  • 心身医学

    心身医学 41 (8), 609-618, 2001

    一般社団法人 日本心身医学会

被引用文献 (5)*注記

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参考文献 (15)*注記

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