心療内科入院治療を施行した不登校症例の病態特徴について : DSM(III-R&IV)多軸評定に準じた形式での評定結果より

書誌事項

タイトル別名
  • Psychopathological Characteristics of School Non-attendance Students Who were Hospitalized at the Department of Psychosomatic Medicine : Results of a Multiaxial Assessment based on DSM-III-R & DSM-IV
  • 心療内科入院治療を施行した不登校症例の病態特徴について--DSM(3-R&4)多軸評定に準じた形式での評定結果より
  • シンリョウナイカ ニュウイン チリョウ オ シコウ シタ フトウコウ ショウレイ ノ ビョウタイ トクチョウ ニ ツイテ DSM 3 R 4 タジク ヒョウテイ ニ ジュンジタ ケイシキ デ ノ ヒョウテイ ケッカ ヨリ

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抄録

心療内科不登校入院治療例67例をDSM-III-R,IVに準じた形式で多軸評定した.各軸ごとに診断名を1〜8カテゴリーに分類した後,結果を集計,さらにその結果を基に性差と年齢差を検討した.この結果,1軸は摂食障害,不安障害,気分障害,2軸は未熟性,4軸は家庭内問題ストレス,いじめストレスがそれぞれ多症例に確認された.また,3軸になんらかの診断がなされた者は26例(39%)であった.年齢差,性差については, 1 軸診断数(カテゴリー該当数) : 中学生・高校生<大学生, 2 軸になんらかの診断を有する率 : 男<女であった.以上,不登校症例の病態特徴は多様であり,多側面からのアセスメントと対応が必要であると考えられた.

収録刊行物

  • 心身医学

    心身医学 42 (7), 467-474, 2002

    一般社団法人 日本心身医学会

参考文献 (20)*注記

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