医療におけるプロフェッショナリズムの現状 : その危機と現代の課題(心身医学の心やプロフェッショナリズムをどう伝えるか~学会内外に向けての提言~,2011年,第52回日本心身医学会総会ならびに学術講演会(横浜))

書誌事項

タイトル別名
  • The Medical Professionalism : The Crisis and Challenges(Professionalism in Psychosomatic Medicine)
  • 医療におけるプロフェッショナリズムの現状 : その危機と現代の課題
  • イリョウ ニ オケル プロフェッショナリズム ノ ゲンジョウ : ソノ キキ ト ゲンダイ ノ カダイ

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抄録

医学界,特に医学教育においてプロフェッショナリズムは,ホットな話題である.プロフェッショナリズムは医師として最も重要視されている一方で,教育や身につけさせることが困難という側面もある.現在までにも,プロフェッショナリズムはさまざまな形をとり,提唱されてきていたが,アメリカ・ヨーロッパ内科3学会は共同して新ミレニアムにおける医療プロフェッショナリズムとして医師憲章を明らかにしている.その一方で,プロフェッショナリズムの変革も必要とされている.多数の今日の医学生,研修医と若手医師は,自身のためにより多くの時間を割く傾向にあり,世代の移り変わりに伴い,医師のライフスタイルや価値観は変化してきている.また,人々を取り巻く社会も大きく変化している現代において,その社会の動向を踏まえたプロフェッショナリズムの提案が必要である.加えて,若手医師・医学生自身が,医師の資質や態度を見直し,プロフェッショナリズムの概念を考えていく必要があると考える.

収録刊行物

  • 心身医学

    心身医学 52 (11), 993-1000, 2012

    一般社団法人 日本心身医学会

参考文献 (18)*注記

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