心身症における自律訓練法の適用(<特集>心身医療の臨床に活かす自律訓練法)

書誌事項

タイトル別名
  • Application of Autogenic Training in Psychosomatic Diseases(<Special Issue>Clinical Application and Utility of Autogenic Training in Psychosomatic Medicine)
  • 心身症における自律訓練法の適用
  • シンシンショウ ニ オケル ジリツ クンレンホウ ノ テキヨウ

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抄録

心身症の治療には,薬物療法とともにさまざまな心理療法が使われているが,自律訓練法は最も基本的な治療法の1つである.自律訓練法を用いた治療における有効率は,およそ60〜80%であった.自律訓練法は他の技法と組み合わされて用いられることが多いが,治療法の併用は大きく分けると5つのパターンに,すなわち,(1)治療のベース(治療の「場」)とし併用する,(2)治療役割を分担させる形で他の治療法を併用する,(3)同一方向の効果を高めるために併用する,(4)他の治療法と組み合わせて新しい技法とする,(5)他の治療への導入や他の治療法からの離脱のために併用する,に分類できる.最後に,自律訓練法の非適用症や禁忌症について述べた.

収録刊行物

  • 心身医学

    心身医学 52 (1), 32-37, 2012

    一般社団法人 日本心身医学会

参考文献 (16)*注記

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