書誌事項
- タイトル別名
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- The Policy Directions of Psychosomatic Medicine : From the Department of Psychosomatic Medicine of The University of Tokyo
- 心身医学が進むべき方向--東京大学心療内科から
- シンシン イガク ガ ススム ベキ ホウコウ トウキョウ ダイガクシンリョウナイカ カラ
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抄録
東京大学心療内科が今後心身医学をどう発展させていくかという主題に関して,研究の方法論と臨床活動を中心に述べる.研究の方法論としては,Ecological Momentary Assessment(EMA),大脳機能検査,神経内分泌学の3つを中心に据えたい.新しい方法論であるEMAは,日常生活中で生物,心理,社会,生態学的データを継続的に記録する方法で,通常の生活環境での心身相関の問題に科学的に取り組むことを可能にする.臨床の対象としては,心身症,摂食障害,パニック障害,軽症うつ病などが中心である.精神科と比較して,心療内科ではあくまでも身体や行動の側からアプローチする特徴があり,「話せばわかる」という立場を堅持することになる.治療法では,薬物療法,生活習慣の是正,リラクゼーション,認知行動療法が中心となり,他の内科との違いは,行動変容,治療関係理解の具体的な方法論をもっていることである.
収録刊行物
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- 心身医学
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心身医学 45 (4), 275-281, 2005
一般社団法人 日本心身医学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679867900032
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- NII論文ID
- 110001523464
- 10020502643
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- NII書誌ID
- AN00121636
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- ISSN
- 21895996
- 03850307
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- NDL書誌ID
- 7296882
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可