小児の摂食障害 : 小児科における診療実態:神経性食欲不振症を中心に(<特集>小児をめぐる心身医学)

書誌事項

タイトル別名
  • Eating Disorders in Childhood : Clinical Conditions of Anorexia Nervosa in Pediatrics(<Special Issue>Psychosomatic Disorders in Childhood and Adolescence)
  • 小児の摂食障害--小児科における診療実態:神経性食欲不振症を中心に
  • ショウニ ノ セッショク ショウガイ ショウニカ ニ オケル シンリョウ ジッタイ シンケイセイ ショクヨク フシンショウ オ チュウシン ニ

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抄録

小児においても神経性食欲不振症は,まれな疾患ではなくなってきている.小児科専門医研修病院を対象とした調査では,1年間に少なくとも1,000人の患児が小児科を受診していることが推定された.小児の神経性食欲不振症に関するトピックとしては,(1)初潮前の前思春期発症例の増加,(2)神経性過食症への移行例の増加,(3)広汎性発達障害の併存例の存在,(4)背景要因としての子ども虐待,などが挙げられる.また,小児では,青年期例に比べて非定型な状態像を示すことも少なくない.そのため,小児に特定した診断分類(Great Ormond Street Criteria;GOSC)も提唱されている.

収録刊行物

  • 心身医学

    心身医学 49 (12), 1263-1269, 2009

    一般社団法人 日本心身医学会

被引用文献 (1)*注記

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参考文献 (7)*注記

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