遷延化した不登校の背景に発達障害があった中学生の1例

書誌事項

タイトル別名
  • Case Report of a Junior High School Student with Developmental Disorder in Background of Prolonged School Non-attendance
  • 症例研究 遷延化した不登校の背景に発達障害があった中学生の1例
  • ショウレイ ケンキュウ センエンカ シタ フトウコウ ノ ハイケイ ニ ハッタツ ショウガイ ガ アッタ チュウガクセイ ノ 1レイ
公開日
2010
DOI
  • 10.15064/jjpm.50.10_961
公開者
一般社団法人 日本心身医学会

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説明

知的能力に遅れのない広汎性発達障害の子どもは,その障害の存在が気づかれず見過ごされがちである.しかし,社会性に欠け対人関係も苦手であることからさまざまな困難を抱えやすい.今回,幼少期から不登校を呈していたが,発達障害の視点で支援した結果,改善がみられた症例を報告する.自己洞察を促すサポートよりも支持的対応を基本として共感性を促し,対人関係の促進を目指した.また,認知行動療法を基本とした問題解決技能や個別での対人スキル訓練のアプローチも行った.母親に対しては障害特性と本人の行動を結びつけて説明し障害理解を促した.その結果,不登校という不適応状態が改善した.子どもが示す不適応状態を発達という視点からとらえ,発達歴の聴取や行動観察などのていねいなアセスメント,障害特性に配慮した対応をしていくことが重要である.

収録刊行物

  • 心身医学

    心身医学 50 (10), 961-968, 2010

    一般社団法人 日本心身医学会

参考文献 (12)*注記

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