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- 浅見 泰宏
- 杏林大学医学部整形外科学教室
書誌事項
- タイトル別名
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- The Clinical Study of Symphalangism and Toe Fractures in Human Feet
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説明
足趾骨折と趾節癒合の関連を検討した研究は,今日まで見当たらない。本研究では趾節癒合の発生頻度,足趾骨折の部位と頻度を調査し,趾節癒合と骨折との関係を検討した。18才以上の1402足中趾節癒合は1119足(79.8%)にみられ,部位は第5趾79.8%,第4趾16.0%,第3趾2.1%であった。癒合タイプを3型に分けると,第5趾のみに癒合がみられるタイプ1が79.9%と圧倒的に多かった。1402足中足趾骨折をきたした215足では,第5趾の末節骨骨折が62足と一番多かった。そのうちの60足(96.8%)が趾節癒合を有し,タイプ1が90.0%を占めていた。第5趾に趾節癒合がある例では末節骨骨折の発生頻度が有意に高かったことから,趾節癒合は末節骨骨折発生の重要な因子と考えられた。
収録刊行物
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- 杏林医学会雑誌
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杏林医学会雑誌 32 (3), 175-180, 2001
杏林医学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679876005888
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- NII論文ID
- 110007376103
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- NII書誌ID
- AN00062945
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- ISSN
- 1349886X
- 03685829
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可