63歳女性に発症した膝窩動脈捕捉症候群の1例

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タイトル別名
  • A Rare Case of Popliteal Artery Entrapment Syndrome in a 63-year-old Female

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説明

要 旨:膝窩動脈捕捉症候群は,膝窩動脈が捕捉され下肢血行障害をきたす疾患であり若年男性に多く発症するとされている。本症例は63歳,女性。右下肢間歇性跛行を主訴とし,CT検査で右膝窩動脈の閉塞と右膝窩部に異常筋束を認め,膝窩動脈捕捉症候群と診断した。手術は異常筋束の切離および自家静脈グラフト置換術を施行し,跛行症状の消失が得られた。膝窩動脈捕捉症候群は高齢者にも発生する可能性があることを考慮すべきである。

収録刊行物

  • 脈管学

    脈管学 54 (1), 1-4, 2014

    日本脈管学会

参考文献 (5)*注記

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