書誌事項
- タイトル別名
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- A Case Report of a Primary Subclavian Vein Thrombosis
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説明
要旨:Paget-Schroetter 症候群は健常な若年者に突然発症する比較的稀な疾患であり,その治療法について一定の見解が得られていない。症例は40 歳代男性で,突然発症した右上肢の腫脹を主訴に当院受診し,エコーとCT で右鎖骨下静脈の血栓閉塞を認めて入院となった。カテーテルによる鎖骨下静脈造影+血栓吸引・溶解療法を施行し,Paget-Schroetter 症候群と診断した。引き続いて根治手術を行った。手術は右鎖骨下アプローチによる右第一肋骨部分切除,肋鎖靱帯切除,前斜角筋離断を行い,術中造影でその中枢側の鎖骨下静脈に狭窄を認めた。胸骨柄にL 字切開を加えて鎖骨下静脈狭窄部のパッチ形成術を行った。術後経過は良好で退院後は術後8 週間の抗凝固療法を継続した。術後1 年間のfollow up で再発を認めていない。
収録刊行物
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- 脈管学
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脈管学 54 (8), 129-133, 2014
日本脈管学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679877767424
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- NII論文ID
- 130004680212
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- ISSN
- 18808840
- 03871126
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可