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- 飯村 大智
- NPO法人全国言友会連絡協議会
書誌事項
- タイトル別名
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- An Investigation of Work Life and Reasonable Accommodation among Adults Who Stutter
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説明
<p>吃音が就労にさまざまな影響を与えることが国内外の研究で指摘されており,合理的配慮の必要性が求められているが,吃音者に必要な具体的な合理的配慮については十分に検討されていない.そこで本調査では吃音者182名を対象に就労や合理的配慮に関する質問紙調査を実施した.結果,吃音は就労に大きな影響を及ぼし,電話,大人数での会話,発表,朝礼などを困難としていることが示された.具体的な配慮については,「吃音の正しい知識をもってもらう」「吃音のある自分を受け入れてもらう」「苦手な場面や言葉があることを理解してもらう」「言葉以外で評価してもらう」などが挙げられた.また,年齢が低い人ほど就労で困難を抱え,これらの配慮を必要としていることが示された.本研究より,吃音者の就労の実態と必要な合理的配慮に関する一つの知見を示すことができたと考えられる.</p>
収録刊行物
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- 音声言語医学
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音声言語医学 58 (3), 205-215, 2017
日本音声言語医学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679879692672
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- NII論文ID
- 130006099507
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- ISSN
- 18843646
- 00302813
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可