書誌事項

タイトル別名
  • Increasing Numbers of Diabetics in their Sixties an Urgent Problem in Kawachinagano since 2007
  • 糖尿病の2007年問題--河内長野市における糖尿病患者の動向と対策
  • トウニョウビョウ ノ 2007ネン モンダイ カワチナガノシ ニ オケル トウニョウビョウ カンジャ ノ ドウコウ ト タイサク
  • —河内長野市における糖尿病患者の動向と対策—

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抄録

河内長野市は,第2次,第3次産業就業者が96.9%を占める大阪南部のベッドタウンである.市内から当院への最長通院距離は約12 kmであるため,おおよそ半分である5 km内外で分けられる2群の患者の年齢分布と平均HbA1cは,統計学的に有意差がない.この条件下では糖尿病患者は市内から均等に受診していると考えられる.当院の患者は平均年齢60歳半ばであり,55∼64歳で男女とも来院患者が急増する.男女とも平均HbA1cは年齢とともに改善している.年間受診6回までの患者群が96.3%を占め,これらの群の平均HbA1cは7%以下で良好であった.2007年以降当院では団塊世代の患者受診急増が予想されるが,糖尿病進行防止のため,大多数であるコントロールが安定した患者を対象に,かかりつけ医との共観システムを開始した.当方法は普遍的に糖尿病診療に寄与するためのモデルとなると思われる.

収録刊行物

  • 糖尿病

    糖尿病 51 (4), 303-308, 2008

    一般社団法人 日本糖尿病学会

被引用文献 (2)*注記

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参考文献 (10)*注記

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