書誌事項
- タイトル別名
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- Cost of Medical Care of Type 2 Diabetes Mellitus Outpatients
- 2型糖尿病における外来医療費の研究--医療改革が糖尿病科に与える影響
- 2ガタ トウニョウビョウ ニ オケル ガイライ イリョウヒ ノ ケンキュウ イリョウ カイカク ガ トウニョウビョウカ ニ アタエル エイキョウ
- ―医療改革が糖尿病科に与える影響―
- —Effect of Healthcare Reform on the Diabetes Clinic—
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抄録
本研究は2型糖尿病患者の外来医療費とその発生に影響を及ぼす要因を調査し, 1回当たり外来医療費と年間外来回数の関係を明らかにすることを目的にした. 京都大学付属病院で治療中の2型糖尿病患者161名の診療報酬明細書 (2002年) を調査したところ, 糖尿病科の1人当たり年間外来医療費および1回あたり外来医療費は, 合併症なしで130,473±104,147 (Mean±SD) 円および13,046±7,568円, 合併症1種類151,431±130,529円および16,206±10,777円, 2種類240,088±148,022円および18,357±10,409円, 3種類263,150±141,754円および23,739±11,068円, 4種類355,343±177,080円および30,822±16,148円であった. 外来医療費の発生要因を重回帰分析したところ, インスリン治療が全体の医療費を大きく引き上げていたことがわかった. 1回当たり外来医療費と年間外来回数の相関分析したところ, 年間外来回数が多いほど1回当たり外来医療費が高い患者が多く存在すること (正の相関) が明らかになった. また, 同じ治療法, 同じ年間外来回数の患者でも医療費には個人差があった. このことは, 糖尿病科には患者の種類が多様で, 個々に合わせた治療が必要であることを示している. したがって医療費削減政策に即して外来回数を減らす薬の長期投与をすれば, 一時的には医療費削減効果が上がるかもしれないが, 年間外来回数の減少によって治療効果を下げ, 長期的にはかえって医療費を引き上げる可能性があり, 慎重な対応が望まれる.
収録刊行物
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- 糖尿病
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糖尿病 48 (9), 677-684, 2005
一般社団法人 日本糖尿病学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679882478720
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- NII論文ID
- 10016880208
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- NII書誌ID
- AN00166576
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- ISSN
- 1881588X
- 0021437X
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- NDL書誌ID
- 7680975
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可