わが国における糖尿病運動療法の実施状況(第1報)―医師側への質問紙全国調査成績―
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- 佐藤 祐造
- 愛知みずほ大学大学院人間科学研究科 委員長
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- 曽根 博仁
- 新潟大学大学院医歯学総合研究科血液・内分泌・代謝内科
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- 小林 正
- 高岡ふしき病院糖尿病センター
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- 河盛 隆造
- 順天堂大学大学院・スポートロジーセンター
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- 渥美 義仁
- 永寿総合病院糖尿病臨床研究センター
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- 押田 芳治
- 名古屋大学総合保健体育科学センター
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- 田中 史朗
- 大阪産業大学人間環境学部スポーツ健康学科
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- 鈴木 進
- 太田綜合病院附属太田西ノ内病院
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- 牧田 茂
- 埼玉医科大学国際医療センター
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- 大澤 功
- 愛知学院大学大学院心身科学研究科
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- 田村 好史
- 順天堂大学大学院代謝内分泌内科学・スポートロジーセンター
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- 渡邉 智之
- 愛知学院大学大学院心身科学研究科 専門委員
書誌事項
- タイトル別名
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- Current Situation of Exercise Therapy in Patients With Diabetes Mellitus in Japan (Report No. 1): Nationwide Survey to Physicians Using the Questionaires
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説明
わが国における糖尿病運動療法の現状を把握することを目的に,糖尿病運動療法の実施状況に関して,医師側に質問紙調査を行った.糖尿病専門医(以下,専門医),専門医以外の内科医(以下,一般内科医)各600名を対象に,日本医師会との共同企画により,運動療法の実施状況に関して質問紙調査を行い,合計403名(33.6 %)より回答を得た.その結果,専門医,一般内科医いずれも食事療法に関しては,ほとんど全ての初診患者に対し,指導を行っているが,運動療法に関しては40 %前後にとどまっていた.また,専門医でも,運動指導専任スタッフは少なく,一般内科医では,実質的な指導がほとんど行われていないことが判明した.多くの専門医,一般内科医より糖尿病患者指導に用いるための適切な運動指導テキストのないことが指摘された.以上,糖尿病運動療法の指導体制は不十分であり,食事療法と比較して「較差」が認められることが判明した.
収録刊行物
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- 糖尿病
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糖尿病 58 (8), 568-575, 2015
一般社団法人 日本糖尿病学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679883562112
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- NII論文ID
- 130005095255
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- ISSN
- 1881588X
- 0021437X
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可