妊娠に伴い血糖コントロールが悪化したミトコンドリア糖尿病の姉妹例
書誌事項
- タイトル別名
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- Cases of Two Sisters With Mitochondrial Diabetes Whose Glycemic Control Worsened With Pregnancy
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抄録
<p>ミトコンドリア糖尿病は本邦の糖尿病患者の約1 %を占めるが,妊娠がミトコンドリア糖尿病に及ぼす影響はまだよく知られていない.今回我々はミトコンドリア遺伝子A3243G変異を呈したミトコンドリア糖尿病の妊娠経過を姉妹例で観察できた.症例1は25歳女性,妊娠28週時に妊娠糖尿病と診断され,妊娠34週に切迫早産にてリトドリンを投与されてからインスリンが必要となり最大36単位/日を必要とした.症例2は27歳女性(症例1の実姉),妊娠前から糖尿病にてインスリン13単位/日投与していた.妊娠22週頃から急激に血糖コントロールが悪化しインスリンの必要量が増え最大136単位/日を必要とした.2例とも肥満はなく,妊娠中にインスリン必要量が著しく増加した原因としてミトコンドリア機能不全が関与した可能性があり,ミトコンドリア糖尿病では妊娠中に母体の耐糖能が悪化するリスクがあると推察された.</p>
収録刊行物
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- 糖尿病
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糖尿病 61 (4), 181-188, 2018-04-30
一般社団法人 日本糖尿病学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679884416000
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- NII論文ID
- 130006729019
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- ISSN
- 1881588X
- 0021437X
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可