エキセナチド単独投与後の低血糖をCGM(Continuous glucose monitoring)にて観察しえた2型糖尿病の1例

書誌事項

タイトル別名
  • A Case of Hypoglycemia Induced by Exenatide Under Continuous Glucose Monitoring in a Patient with Type 2 Diabetes
  • 症例報告 エキセナチド単独投与後の低血糖をCGM(Continuous glucose monitoring)にて観察しえた2型糖尿病の1例
  • ショウレイ ホウコク エキセナチド タンドク トウヨ ゴ ノ テイケットウ オ CGM(Continuous glucose monitoring)ニテ カンサツ シエタ 2ガタ トウニョウビョウ ノ 1レイ

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抄録

59歳男性.強化インスリン療法により良好なコントロールが得られていた.連続血糖測定システムにて血糖推移を観察しつつインスリンからエキセナチドへの変更を行ったところ,初回のエキセナチド投与後,急速な血糖低下が出現した.その後数日間はエキセナチド投与直後の低血糖とその後の高血糖を繰り返したがエキセナチド開始後5日目からは低血糖は消失した.エキセナチドの単独投与では低血糖は起こりにくいとされているが本症例のように良好なコントロールが得られている場合は低血糖が起こる危険性があるので注意が必要である.<br>

収録刊行物

  • 糖尿病

    糖尿病 56 (2), 81-86, 2013

    一般社団法人 日本糖尿病学会

参考文献 (21)*注記

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