<b>『医界之鉄椎』から一世紀たって</b>

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タイトル別名
  • <b>A Review of Movements in the Field of Kampo during One Century after the Publication of“</b><b><i>Ikai-no-Tettsui</i></b><b>"</b>
  • 『医界之鉄椎』から一世紀たって
  • 『 イカイユキテツシイ 』 カラ イッセイキタッテ
  • A Review of Movements in the Field of Kampo during One Century after the Publication of“Ikai-no-Tettsui^|^quot;

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抄録

漢方は1875年に明治維新政府によって捨て去られるまで,我が国の医療の主流であった。1910年,和田啓十郎は『医界之鉄椎』を公刊し,西洋医学との協調の下に漢方を正当に評価すべきことを提唱した。今から丁度100年前,明治43(1910)年のことである。この著作に啓発され,漢方復興運動に取り組んだのが湯本求真であり,そして湯本求真の精神に共鳴したのが大塚敬節である。このように見ると,この『医界之鉄椎』が漢方の復興に果たした歴史的意義は甚大である。本稿では『医界之鉄椎』が発刊された当時の時代背景と,それから一世紀,我々の先輩は何を成し遂げたかを明らかにした。

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