書誌事項
- タイトル別名
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- <b>The Effectiveness of Mashiningan for Constipation in Parkinson's Disease</b>
- 臨床報告 パーキンソン病の便秘に対する麻子仁丸の有効性
- リンショウ ホウコク パーキンソンビョウ ノ ベンピ ニ タイスル マシニンガン ノ ユウコウセイ
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抄録
パーキンソン病患者の便秘に対する麻子仁丸の有効性を検討した。対象は便秘のあるパーキンソン病患者23例。 麻子仁丸を投与し1ヵ月後に効果の有無を確認した。効果判定は排便の頻度で行い,排便の頻度が増加したものを有効,変化がなかったものを無効,低下したものを悪化とした。以前から下剤を内服していたものについては麻子仁丸に切り替え,同様に判定した。有効率は全体では78.3%,悪化例はなかった。副作用を認めたものは13.0%でいずれも下痢であった。以前に下剤を内服していなかった15例では有効率86.7%,以前から下剤を内服していた8例では有効率62.5%であった。麻子仁丸は下剤を内服していなかった患者に対して高い有効率を示し,また以前から下剤を内服しているが効果が不十分な患者に対して便秘を悪化させることなく切り替えることが可能であった。 麻子仁丸はパーキンソン病の便秘に対して適切な処方の一つと考えられた。
収録刊行物
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- 日本東洋医学雑誌
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日本東洋医学雑誌 67 (2), 131-136, 2016
一般社団法人 日本東洋医学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679887158528
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- NII論文ID
- 130005169374
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- NII書誌ID
- AN00015774
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- ISSN
- 1882756X
- 02874857
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- NDL書誌ID
- 027444171
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可