<b>慶應義塾大学医学部漢方医学センター外来受診患者を対象とした四象体質による体質分布, </b><b>疾病及び症状類型に関する研究 </b>

  • 金 鍾元
    東義大学校蔚山漢方病院四象体質医学科
  • 渡辺 賢治
    慶應義塾大学医学部漢方医学センター
  • 金 成俊
    横浜薬科大学漢方薬学科漢方治療学研究室
  • 全 修亨
    東義大学校漢方病院四象体質医学科

書誌事項

タイトル別名
  • <b>Study on the Constitutional Distributions of Disease Types and Symptoms by </b><b><i>Shisho </i></b><b>Constitution in Outpatients at the </b><b>Center for Kampo Medicine, Keio University </b>
  • 慶應義塾大学医学部漢方医学センター外来受診患者を対象とした四象体質による体質分布,疾病及び症状類型に関する研究
  • ケイオウ ギジュク ダイガク イガクブ カンポウ イガク センター ガイライ ジュシン カンジャ オ タイショウ ト シタ ヨンゾウ タイシツ ニ ヨル タイシツ ブンプ,シッペイ オヨビ ショウジョウ ルイケイ ニ カンスル ケンキュウ

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抄録

本研究は日本人を対象とした四象体質の分類と体質による疾病及び症状の関連性について検討する上で,参考となる情報を得る目的で行った。慶應義塾大学医学部漢方医学センター(以下「慶應大学漢方センター」と略)外来受診患者を対象に設問票を用い,四象体質診断を行い,また患者のカルテより疾病と症状を分類した。四象体質設問票は韓国のSSCQ-Pを改良したSSCQ-Jを用いた。慶應大学漢方センターの四象人分布は韓国人の四象人分布と異なった結果であり,少陰人の比率がかなり高かった。疾病分類においても,「Ⅴ.精神及び行動障碍」,「ⅩⅠ.消化系統の疾患」,「ⅩⅤ.姙娠,出産及び産後期」,「ⅩⅧ.別途分類できない症状,兆候と臨床及び検査の異常所見」の冷症疾患において少陰人の有病率が統計的に高かった。

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