書誌事項
- タイトル別名
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- <b>Kampo Treatment for Suspected Cases </b><b>of Patulous Eustachian Tube </b>
- 臨床報告 耳管開放症が疑われた症例に対する漢方治療
- リンショウ ホウコク ジカン カイホウショウ ガ ウタガワレタ ショウレイ ニ タイスル カンポウ チリョウ
- Kampo Treatment for Suspected Cases of Patulous Eustachian Tube
- Kampo treatment suspected cases of patulous eustachian tube
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説明
耳管開放症はまれな病気でなく,全人口の5%に存在している可能性がある。自声強聴や耳閉感がよく見られる症状である。薬物治療,手術を含め種々の治療が行われているが,満足した結果が得られていない。漢方医学的には,気虚または血虚と考えることができる。耳管開放症の漢方治療は加味帰脾湯が良く知られていた。今回,補中益気湯を10症例に投与した結果を報告した。4例が改善,1例がやや改善,4例が不変であった。作用機序は,耳管の緊張の亢進,耳管周囲の脂肪組織の増加,精神面への影響を考えた。補中益気湯が耳管開放症の選択肢の1つとなることが期待される。
収録刊行物
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- 日本東洋医学雑誌
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日本東洋医学雑誌 63 (5), 336-339, 2012
一般社団法人 日本東洋医学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679888258304
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- NII論文ID
- 130003369898
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- NII書誌ID
- AN00015774
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- ISSN
- 1882756X
- 02874857
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- NDL書誌ID
- 024030224
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDLサーチ
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可