書誌事項
- タイトル別名
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- Successful Pain Control in Cancer Patient on Palliative Therapy by Partial Opioid Rotation
- 症例報告 緩和ケアチームによる部分的オピオイドローテーションで疼痛コントロールが良好となり,娘の結婚式に参加することができた1事例
- ショウレイ ホウコク カンワ ケアチーム ニ ヨル ブブンテキ オピオイドローテーション デ トウツウ コントロール ガ リョウコウ ト ナリ,ムスメ ノ ケッコンシキ ニ サンカ スル コト ガ デキタ 1 ジレイ
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説明
直腸癌術後仙骨転移による坐骨神経痛に対し緩和ケアチームが介入した。娘の結婚式を控え,早急な疼痛緩和と,レスキューの人工肛門からの投与経路変更が必要であった。投与していたフェンタニル貼付剤25.2mg/72hrを16.8mg/72hrへ減量し,モルヒネ注射薬3.6mg/hrを新たに併用した部分的オピオイドローテーションと,患者自己調節鎮痛ポンプによる経静脈的経路へのレスキュー投与経路の変更により,患者は疼痛なく,家族も安心して結婚式に参加することができた。今回行なった部分的オピオイドローテーションは,①比較的短時間に行なえる,②異なるオピオイドを新たに加えるため鎮痛が期待できる,③オピオイド変更による副作用が全量オピオイドローテーションより少ない,といった利点がある。癌患者の疼痛緩和での薬剤調整は,患者と家族の視点で立案することが肝要である。
収録刊行物
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- 日本農村医学会雑誌
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日本農村医学会雑誌 60 (6), 764-769, 2012
一般社団法人 日本農村医学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679888785792
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- NII論文ID
- 130004451257
- 40019491709
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- NII書誌ID
- AN00196216
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- ISSN
- 13497421
- 04682513
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- NDL書誌ID
- 023786555
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDLサーチ
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可