ハイヒールの体力医学的研究II.歩行時のエネルギー代謝に現われたハイヒールの影響

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抄録

健康な女子大学生10名を被験者に, ヒール高1.5cm, 2.5cm, 3.8cm, 5.2cm, 7.3cmの5種のパンプスについて, 安静時と歩行時のエネルギー代謝, 歩度をしらべ, 酸素消費量したがつて消費カロリーは, 一定距離の歩行に対して, 2.5cm, 3.8cm, 1.5cm, 5.2cm, 7.36cmの靴の順に大きくなつていることを見出した。そして, この結果, ならびに関連結果について広く考察を加えたが, 日常の生産活動に最も適した女子の靴のヒール高は3cmであるとの結論をえた。

収録刊行物

  • 体力科学

    体力科学 10 (1), 56-61, 1961

    一般社団法人日本体力医学会

被引用文献 (5)*注記

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