書誌事項
- タイトル別名
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- Case of Vertebral Compression Fracture Suspected of Mass-like Lesion by MRI
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説明
骨粗鬆症性圧迫骨後の偽関節・椎体圧潰の画像診断はX線でのvacuum cleftやMRIにおける偽関節部の液体貯留の所見から比較的容易である.今回,椎体外腫瘤を形成し腫瘍との鑑別を要した1例を経験したので報告する.症例:53歳,女性.主訴は腰背部痛・両下肢脱力感である.3ヶ月前より腰背部痛が出現した.X線上第1腰椎椎体は部分的に消失しvacuum cleftや骨硬化像は認めなかった.MRIにて椎体と連続する傍脊柱部の腫瘍様陰影を認めた.手術は前・後法同時固定術を行なった.腫瘤内は多量の泥状・砂状の組織からなり病理所見は線維軟骨・硝子軟骨・骨組織の小片と炎症性肉芽組織であり,椎体圧迫骨折にRAによる非特異的炎症組織が加味されたものと考えられた.
収録刊行物
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- 整形外科と災害外科
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整形外科と災害外科 56 (3), 394-398, 2007
西日本整形・災害外科学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679913150336
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- NII論文ID
- 10019942199
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- NII書誌ID
- AN00126582
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- ISSN
- 13494333
- 00371033
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可