書誌事項
- タイトル別名
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- Method of Cyst-Subarachnoid Shunt for Symptomatic Sacral Cyst: A Technical Case Report
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説明
【目的】治療に抵抗する仙骨嚢腫にshuntを行ったので報告する.【症例】40歳女性.腰下肢痛のため5分間の坐位が不可.MRIで嚢腫と診断し,保存療法を1ヶ月行うも効果なく,早期復職目的で手術施行.嚢腫とくも膜下腔の間にshunt tube挿入,髄液漏出予防でフィブリン糊を滴下した.1週臥床の後,2週で退院,1ヶ月で復職した.短期だが髄液漏出なく経過良好である.【考察】保存療法が原則であるが,激しい疼痛,知覚障害・筋力低下・排尿障害を伴ったり,治療に抵抗する場合は手術を考慮するべきである.手術には壁の縫縮や焼灼,弁機構開放,周囲神経との癒着剥離,shuntなどがある.症状発現は坐位で腹圧と髄液圧が上がり,チェックバルブにより嚢腫内に髄液が流入し,馬尾や神経根が圧排され,発症したものと思われた.そのため,減圧にて症状改善可能と考えshuntを行った.【まとめ】治療に抵抗する仙骨嚢腫にshuntを行った.短期だが髄液漏出なく経過良好である.
収録刊行物
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- 整形外科と災害外科
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整形外科と災害外科 55 (4), 432-435, 2006
西日本整形・災害外科学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679914880000
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- NII論文ID
- 130004460588
- 10018786557
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- NII書誌ID
- AN00126582
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- ISSN
- 13494333
- 00371033
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可