書誌事項
- タイトル別名
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- Surgical Outcome of Subpial Spinal Lipoma: A Report of 4 Cases
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抄録
成人発症した二分脊椎を伴わない脊髄軟膜下脂肪腫の4手術例を経験したので報告する.【症例1】20歳,女性.主訴は左下肢脱力.左下肢筋力がMMT[4]と低下し,排尿遅延を認めた.脊髄軟膜下脂肪腫と診断しT3-T8椎弓切除,腫瘍生検,自家筋膜による硬膜形成術を行った.術後,左下肢MMTは[5]へ改善,脱力は消失,独歩は安定し排尿遅延も消失した.【症例2】46歳,女性.主訴は右下肢脱力.胸椎側弯症を伴う脊髄軟膜下脂肪腫と診断した.手術はT1-T9椎弓切除,生検,人工硬膜による硬膜形成術を行った.歩行は安定し術後10カ月でウエイトレスの仕事に復職した.【症例3】27歳,女性.主訴は両下肢しびれ感と脱力.T8-T12椎弓切除,生検,人工硬膜による硬膜形成術を行なった.両下肢しびれ感と筋力低下は改善した.【症例4】48歳,女性.主訴は左上下肢のしびれ感.C1-C2の腫瘍部分切除を行ったが術後に後索症状が出現した.
収録刊行物
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- 整形外科と災害外科
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整形外科と災害外科 57 (4), 671-676, 2008
西日本整形・災害外科学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679915879552
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- NII論文ID
- 130004460753
- 10024299682
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- NII書誌ID
- AN00126582
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- ISSN
- 13494333
- 00371033
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可