小児前腕骨骨幹部骨折の再骨折例の検討

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  • Refractures of the Midshaft Forearm in Children

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小・中学生の前腕両骨骨幹部骨折(中3分の1)を調査し,再骨折例を検討した.2003年11月以降,22例の対象前腕骨骨折を治療し,そのうち6例に再骨折をおこし,うち1例は再々骨折をおこした.6例全例10歳以上であった.5例は若木骨折で,角状変形と回内外可動域制限が残存し,完全な骨癒合を得ていなかった.4例の受傷機転がスポーツによるものであった.再骨折の治療は,5例に対しては手術を行い,良好な成績を得た.10歳以上,完全に癒合していない若木骨折,角状変形の残存,回内外可動域制限は再骨折の要因と考えられた.また,早すぎるスポーツ復帰も要因と考えられる.

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