環椎外側塊スクリューと軸椎椎弓根/椎弓スクリューを用いた後方固定術の経験
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説明
環軸関節不安定症に対して環椎外側塊スクリューと軸椎椎弓根/椎弓スクリューを用いた後方固定術を施行した症例ついて,解剖学的および臨床的に検討した.【対象】2008年から2013年にかけてC1-C2後方固定術を行った7例で,平均年齢は68歳,術後平均経過観察期間28ヶ月であった.【方法】検討項目として,後弓最狭部径,椎骨脳底動脈の走行と形態,C1/C2刺入法,手術時間,出血量,神経血管合併症,骨癒合率,C1-C2 angle,Ranawatの疼痛評価・神経機能評価を用いた.【結果】後弓最狭部径は平均3.45mmで,径4mm未満は9/14で64%であり,C1刺入法はTan法3例,notch法4例であった.いずれの症例においても術中・術後神経血管合併症はなく,1例で骨癒合が得られず偽関節となった症例があったが,その他6例は骨癒合が得られインプラントの緩みや矯正損失は無かった.
収録刊行物
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- 整形外科と災害外科
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整形外科と災害外科 63 (3), 520-523, 2014
西日本整形・災害外科学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679916929152
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- NII論文ID
- 130004713173
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- ISSN
- 13494333
- 00371033
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可