肩滑膜性骨軟骨腫症に対して鏡視下手術を施行した一例

この論文をさがす

説明

肩関節における滑膜性骨軟骨腫症は比較的希である.今回,鏡視下手術を施行し短期ではあるが良好な経過をたどった一例を経験したので報告する.症例は29歳男性.半年前から左肩痛出現し,数ヶ月前から増悪.近医より紹介にて当科へ.レントゲン,CTにて左肩関節に多数の遊離体を認め,肩関節鏡を施行した.遊離体は関節内および肩甲下滑液包に最大で9ミリほどの大きさで計93個あり,鏡視を工夫することで十分に摘出することができた.病理結果は滑膜性骨軟骨腫症であった.術後11ヶ月の経過で再発なく経過良好である.

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ