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抄録
変性後側弯症に対する脊柱後方再建術では,L5-骨盤間の強固な固定が要のひとつである.近年,Sacral alar-iliac screw(以下,SAI screw)の有用性が報告され,当科の経験について報告する.対象は腰椎変性後側弯症に対してSAI screwを用いて後方再建術を施行した5例.後側弯症例でL5まで固定した4例と,SAI screw以外で仙椎まで固定した6例を比較対象とした.L5/S1間の椎間障害,骨癒合,固定隣接椎間障害,インプラントのゆるみについて調べた.また,単純レ線の脊椎矢状面アライメントの角度であるLLとSSを,術前,術後,最終調査時に計測し,矯正損失を計算した.結果は,固定隣接椎間障害はL5までの固定で多かった.仙椎までの固定でSAI以外の群とSAI群で比較すると,SAI以外の群の方が椎体骨折が多く,インプラントのゆるみも多かった.矯正損失は,LLはSAI群で有意に良好に保持されていた.腰椎前弯の有意な改善と矯正保持を獲得できるSAI screwは腰椎変性後側弯症の腰仙椎固定に有用である.
収録刊行物
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- 整形外科と災害外科
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整形外科と災害外科 64 (1), 9-12, 2015
西日本整形・災害外科学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679917074816
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- NII論文ID
- 130005071205
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- ISSN
- 13494333
- 00371033
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可