脛骨遠位部骨折に対するプレート固定の治療成績

Search this article

Description

脛骨遠位部骨折に対してプレート固定を行った10例について検討を行った.使用プレートの内訳は,locking plate 2例,non-locking plate 8例.これらの症例について,X線評価,臨床評価,臨床成績,術後合併症について検討した.最終的には全例で骨癒合を認めたが,non-locking plate 1例で術後早期の転位のため再手術を行い,再手術後も5°の内反変形を認めた.合併症はlocking plate使用の1例で皮膚壊死,non-locking plate使用の1例で感染を認めた.locking plateは骨粗鬆症の強い,あるいは粉砕骨折の強い骨折の場合は特に有用性を発揮するが,プレートに厚みがあり,脛骨遠位部骨折では,創治癒障害や感染などの合併症も危惧される.また,抜釘困難例も少なくなく,使用には十分な検討が必要と考えられる.

Journal

References(3)*help

See more

Details 詳細情報について

Report a problem

Back to top