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説明
脛骨遠位部骨折に対してプレート固定を行った10例について検討を行った.使用プレートの内訳は,locking plate 2例,non-locking plate 8例.これらの症例について,X線評価,臨床評価,臨床成績,術後合併症について検討した.最終的には全例で骨癒合を認めたが,non-locking plate 1例で術後早期の転位のため再手術を行い,再手術後も5°の内反変形を認めた.合併症はlocking plate使用の1例で皮膚壊死,non-locking plate使用の1例で感染を認めた.locking plateは骨粗鬆症の強い,あるいは粉砕骨折の強い骨折の場合は特に有用性を発揮するが,プレートに厚みがあり,脛骨遠位部骨折では,創治癒障害や感染などの合併症も危惧される.また,抜釘困難例も少なくなく,使用には十分な検討が必要と考えられる.
収録刊行物
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- 整形外科と災害外科
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整形外科と災害外科 62 (4), 866-870, 2013
西日本整形・災害外科学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679917176192
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- NII論文ID
- 10031200358
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- NII書誌ID
- AN00126582
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- ISSN
- 13494333
- 00371033
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可