脛骨粗面裂離骨折の治療経験

この論文をさがす

説明

【はじめに】脛骨粗面裂離骨折は骨端線閉鎖期の若年者に生じる比較的まれな骨折である.本骨折の4例に対して手術治療を行ったので報告する.症例は4例4膝で性別は全例男性,年齢も全例14歳であった.平均BMIは21.2で肥満症例はなかった.Watson-Jones(+Ryu)分類に従うと,Ⅰ型1例,Ⅱ型1例,Ⅲ型1例,Ⅳ型1例であった.手術は4例ともcancellous screwを用いて内固定した.術後約3~4週のcast固定を行い,術後4週以降で荷重歩行を開始した.術後4~5か月でスポーツに復帰し,術後6か月以降で抜釘を行った.短期ではあるが最終経過観察時に疼痛や可動域制限は認めず経過は良好であった.

収録刊行物

被引用文献 (1)*注記

もっと見る

参考文献 (7)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ