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- 藤井 幸治
- 徳島赤十字病院整形外科
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抄録
cortical bone trajectory(CBT)法の利点は,traditional pedicle screw(PS)と比較して低侵襲手技で,スクリュー引き抜き強度が高いことである.欠点としてスクリューが短く椎体支持が弱いため,臨床成績がPSに比べて劣ることが指摘されている.この欠点を補うため,CBT法で椎体前方柱までスクリュー刺入が可能かナビゲーションシステムを用いて検討した.刺入位置を一般的なCBTの頭側・外側とし,Roy-Camille法に準じると,コンピューター上では全例椎体前方柱までスクリュー刺入が可能であった.臨床応用した78本のCBTは,ナビゲーションプランニングと術中透視を利用することで,椎間関節を損傷することなく92%のスクリューが前方柱まで到達し,69%で5.5mm径以上のスクリューが使用できた.CBT法の低侵襲性を維持しつつ太く長いスクリュー刺入が可能であった.
収録刊行物
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- 整形外科と災害外科
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整形外科と災害外科 66 (1), 87-91, 2017
西日本整形・災害外科学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679917304192
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- NII論文ID
- 130005632081
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- ISSN
- 13494333
- 00371033
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可