書誌事項
- タイトル別名
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- 神経再生誘導チューブ(ナーブリッジ®)の使用経験
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説明
【はじめに】神経再生誘導チューブ(ナーブリッジ®)の使用経験を報告する.【症例1】19歳男性.小指MPやや遠位での引き抜きによる切断で,再接着手術を行うも神経は縫合不能.術後3か月で神経再生誘導チューブを用いて再建した.現在再建手術後12か月経過し徐々に知覚の回復を認める.【症例2】51歳女性.40歳時に他医で鋼線を抜去する手術をうけた後より手関節の激痛・手背への放散痛としびれ出現,橈骨神経浅枝断裂の診断にて手術を施行した.神経は19mmの欠損があり神経再生誘導チューブを用いて再建した.手術翌日より術前にあった激痛は速やかに消失した.【まとめ】神経障害性疼痛の症例に対して明らかな症状の改善を認めた.使用する神経再生誘導チューブの長さに関しては限界もあると考えられ,今後も慎重に適応を検討する必要がある.
収録刊行物
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- 整形外科と災害外科
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整形外科と災害外科 64 (3), 552-554, 2015
西日本整形・災害外科学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679917917568
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- NII論文ID
- 130005112905
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- ISSN
- 13494333
- 00371033
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可